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フィリピン最南端のタウィタウィ州にあるシタンカイおよびパングンガン島への旅動画を解説


YouTubeチャンネル「SEFTV」にアップロードされた動画「Visiting the Philippines Closest Island to Malaysia」(マレーシアに最も近いフィリピンの島を訪ねて)からの抜粋であり、フィリピン最南端のタウィタウィ州にあるシタンカイおよびパングンガン島への旅を記録しています。


動画は、ミンダナオ本土から遠く離れたこの地域への困難な移動手段を詳述し、シタンカイを「南のベニス」として紹介し、そこで見られる特有の運送方法や、海藻養殖が盛んな水上の家屋が並ぶ集落について触れています。


特に、パングンガン島がマレーシアに極めて近いことが強調されており、住民がマレーシアの通貨を使用し、生活必需品の購入や医療のためにマレーシア本土に行くことが多いという国境を越えた密接な関係を描いています。


さらに、パングンガン島の住民が誕生日や年齢を知らないこと、そして彼らの家や持ち物が色分けされているといった興味深い文化的な側面も紹介されています。



タウィタウィ州がマレーシアに地理的に近接していることは、特に州の最南端の島々において、経済的、文化的、社会的な生活に多大な影響を与えています。


地理的な近接性


フィリピンの最果ての島の一つであるパンハンガン島は、まさにマレーシアに面しています。


• パンハンガン島からマレーシアのラハダトゥへは、わずか1時間半強で到着します。


• その他のマレーシア領の島々との距離も非常に近く、ガヤ島までは33分、センポルナまでは1時間5分、マタキン島までは19分です



経済的な影響


タウィタウィ州とマレーシアの近接性は、住民の日常的な商業活動や通貨利用に直接的な影響を与えています。


市場と貿易: 住民は、本土のミンダナオよりマレーシア本土にある市場の方が近いため、そこで買い物や商品の販売を行います。


通貨の利用: 現地の店では、2種類の通貨(フィリピンペソとマレーシアリンギット)が受け入れられています。


• 住民は、マレーシアから輸入する際に両替所を通る手間を省くため、マレーシアの通貨で支払いを受けることを好みます。


• マレーシアの通貨(リンギット)は、1リンギットあたり約10フィリピンペソに相当します。


• 店舗では、人気のインスタントコーヒーミックスなど、マレーシア製品も販売されています。



社会的・文化的な影響


近接性は、住民の移動、出身、そしてコミュニティの組織に影響を与えています。


移動とアクセス: 病気の治療が必要な場合、住民はシタンカイやボンガオだけでなく、マレーシアに行くこともあります。


• マレーシアに行く際には、特に書類を要求されることもなく、「オープン」に移動ができる状況が見受けられます。


住民の多様性: パンハンガンでは、ボンガオ、シタンカイ、あるいはタウィタウィの他の地域で生まれた人々に加え、マレーシア出身者も交流しています。実際、一部の住民はマレーシアで生まれたと述べています。


教育と記録: パンハンガン島の一部の住民は、自分の誕生日、年齢、あるいは現在の日付を知りません。これは、学校がなく、教育が提供されていないことが理由の一つとされています(以前は海兵隊が教えていたが、現在は担当者がいない)。


コミュニティのリーダーシップ: コミュニティのリーダー(パンリマ)は、特定の指定された名前や地位があるわけではなく、最年長の者がリーダーまたは指導者として務めることがあります。





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