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執筆者の写真SIDE-B FILM staff

Metro Manila(メトロ・マニラ)について調べました

Metro Manila(メトロ・マニラ)は、正式には国家首都地域(NCR: National Capital Region)と呼ばれるフィリピンの首都圏を指します。


Metro Manila(メトロ・マニラ)は、正式には国家首都地域(NCR: National Capital Region)と呼ばれるフィリピンの首都圏を指します。
Metro Manila(メトロ・マニラ)は、正式には国家首都地域(NCR: National Capital Region)と呼ばれるフィリピンの首都圏を指します。


フィリピンの政治、経済、文化の中心であり、フィリピンで最も人口が集中している地域です。メトロ・マニラは、フィリピン全体の発展において極めて重要な役割を果たしています。


メトロ・マニラの主な特徴


1. 行政構造

- メトロ・マニラは1つの州や市ではなく、16の市(Cities)と1つの町(Municipality)**から成る特別行政区です。


- それぞれの市や町は独自の市長や議会を持ち、自治体として独立している一方、国家首都圏開発局(MMDA: Metro Manila Development Authority)が交通、廃棄物管理、防災などの地域レベルでの管理を行います。


2. メトロ・マニラを構成する市と町


 メトロ・マニラは次の16の市と1つの町で構成されています。


- マニラ市(Manila) - フィリピンの首都であり、メトロ・マニラの中心都市。歴史的、政治的な中心地。


- ケソン市(Quezon City) - 面積と人口で最も大きな市。かつてフィリピンの首都だったこともあり、多くの政府機関が集中しています。


- マカティ市(Makati) - フィリピンのビジネスと金融の中心地で、多くの多国籍企業の本社が集まる。


- パサイ市(Pasay) - マニラの南に位置し、ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)や多くの商業施設がある。


- パラニャーケ市(Parañaque) - 国際空港に隣接し、エンターテイメント施設や住宅地が広がる。


- カローカン市(Caloocan) - メトロ・マニラ北部に位置し、住宅地や商業施設が多い。


- タギッグ市(Taguig) - 商業と住宅開発が進むボニファシオ・グローバル・シティ(BGC)が有名。


- マンダルヨン市(Mandaluyong) - メトロ・マニラの中心に位置し、ビジネスと商業の拠点となっている。


- パシッグ市(Pasig) - オルティガス・センターと呼ばれるビジネス地区を持つ市。


- マリキナ市(Marikina) - フィリピンの靴産業の中心地であり、治安の良さでも知られる。


- ナボタス市(Navotas) - 漁業が盛んな市で、フィリピンの魚市場の中心。


- マラボン市(Malabon) - 漁業と工業が盛んで、歴史的な文化財も多く残る。


- バレンズエラ市(Valenzuela) - 工業都市として知られ、メトロ・マニラの北端に位置する。


- ラス・ピニャス市(Las Piñas) - 住宅と商業の混在するエリアで、観光名所として竹オルガンが有名。


- モンテンルパ市(Muntinlupa) - アラバン地区に商業と住宅が集積しており、急速に発展中。


- サンフアン市(San Juan) - 面積は小さいが、歴史的な価値があり、主に住宅地として知られる。


- プテレロス町(Pateros) - メトロ・マニラ唯一の町(Municipality)で、バロット(孵化しかけたアヒルの卵)の生産で有名。



Metro Manila(メトロ・マニラ)は、正式には国家首都地域(NCR: National Capital Region)と呼ばれるフィリピンの首都圏を指します。
Metro Manila(メトロ・マニラ)は、正式には国家首都地域(NCR: National Capital Region)と呼ばれるフィリピンの首都圏を指します。


3. 経済的な重要性


メトロ・マニラはフィリピンの経済の中心であり、国内外の企業の多くがここに本社を置いています。マカティやボニファシオ・グローバル・シティ(Taguig)、オルティガス・センター(Pasig)などが主要なビジネス地区です。

主要なショッピングモール、ホテル、レストラン、エンターテイメント施設も多く、観光業も活発です。


4. 人口と都市化

- メトロ・マニラは、フィリピン全体で最も人口密度が高い地域で、2023年の国勢調査によると約1494万人が住んでいます。都市化が進んでおり、過密状態ですが、これにより経済的な活力も生まれています。

- 高層ビル群、複合商業施設、住宅地が急速に増え、都市の風景が大きく変化しています。


5. 交通とインフラ


メトロ・マニラの交通問題は非常に深刻で、渋滞が日常的に発生しています。これに対応するため、電車(LRT、MRT)、バス、ジープニーなどが多く利用されていますが、交通渋滞や公共交通機関の不足が課題となっています。


ニノイ・アキノ国際空港(NAIA)がメトロ・マニラに位置し、フィリピン国内外への玄関口となっています。


6. 文化と歴史


- メトロ・マニラには、スペイン統治時代やアメリカ統治時代の歴史的建造物や場所が多く存在します。特にイントラムロス(Intramuros)やリサール公園(Rizal Park)が有名です。

- 様々な文化的、宗教的なイベントもメトロ・マニラで盛んに行われ、特にカトリック教会の行事やフェスティバルが多くあります。



メトロ・マニラは、フィリピンの政治、経済、文化、教育、交通の中心地として、国内外から多くの人々や企業が集まる活気ある都市圏です。その成長と発展はフィリピン全体の進展に大きな影響を与えており、フィリピンの未来を支える主要な拠点でもあります。



フィリピン統計局 (PSA)より

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